隠れた被災者 | 町亞聖オフィシャルブログ「As I am」Powered by Ameba

隠れた被災者

ニッポン放送『ひだまりハウスヒマワリ
あすは被災地で心のケアをしている
「心の絆プロジェクト」理事の
槙島敏治先生がゲストですひらめき電球

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未だに被災地では22万人の人が
避難生活を強いられていますが
心のケアは震災直後だけでなく
数年を経ても必要と言われます。


自分だけが生き残ったという
罪悪感を持ってしまったり
悩みを打ち明けられず孤立したり


また生活の再建に関しても
高齢者と若い人では格差があり
取り残されていく人達も・・・


「心の絆プロジェクト」では
56か所の仮設住宅を訪問し
健康セミナーやシンポジウムなど
息の長い活動を続けています。

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日本赤十字医療センターの
国際医療救援部部長をしている
槙島先生は日本国内だけではなく


世界各地で起きた自然災害や
難民支援など様々な過酷な現場で
救援活動に携わってきました。


先生が活動した国は61か国。


約50万人が虐殺された
ルワンダでの難民支援では


路上に夥しい死体が積まれ
支援する先生達のストレスも
非常に大きかったといいます。


東日本大震災でも医療者や行政の
人達は自身も被災者でありながら


家族の安否が分からない中で
職務を全うしている方が
沢山いらっしゃいました。


救援者は“隠れた被災者”と
言われると槙島先生。


支援者もストレスを感じたら
自分に無理をさせないことも
大切だと話していました。


また混乱や落ち込みなどの
災害へのストレス反応は


異常な出来事に対する
“正常な反応"であり
誰もが経験することだそう。


影響を受けない人はいない
つまり"自分だけではない"ので
自分で自分を追い込まないことも
重要だと先生は指摘しました。


自分の気持ちを整理して
話せるようになるまでには
時間がかかりますので


“もし自分だったら”と
相手の身になって考えて
そばに寄り添うことが大切クローバー


心のケアに求められるのは
特別なことではないので


精神科医などの専門家だけではなく
心のケアにはボランティアを含めた
幅広い人材が必要だとのこと星


外科医でありながら災害時の
心のケアに携わってきた槙島先生。
是非お聴きいただければと思います。


ニッポン放送『ひだまりハウス』
日曜あさ6時30分から55分まで音譜


ホームページから過去のOAが
簡単に聴けますのでご利用くださいニコニコ










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